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ドローンの最高峰 ALTA(アルタ)を見てきました!



 

 

今月のはじめにいつもお世話になっている、ドローンや最新撮影機材の販売会社の

イデオモータロボティクスさんにお邪魔してきました。


 今回、freefly 社の最新ドローン「ALTA」(アルタ)の現物を見る事が出来ました。

 

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資料映像と合わせて詳しくスペックの説明もしてもらったのですが、

これは間違いなく現在世界で販売されている数多の撮影用ドローンの最高峰だなと感じました。

あえて言うと他社のドローンと次元が違うとさえ思ってしまいました。

6年前にこのドローンによる空撮を始めて、数々の機体を購入、飛行させてきましたが

飛行の際の安定感への不満やストレスは絶えずありました。

それはもうしょうがないものだと割り切って、オペレーターのマニュアルによる操作で

なんとか押さえ込んでの飛行を余儀なくされてきました。 

それはGPSによる飛行アシストがあり、素人でも飛ばせる安定感のあるドローンが普及した

現在のドローンの市場においても(と、いっても墜落の事件なども増えましたが。)

やはり映像を撮る上でのシビアなコントロールになるとやはり安定感の無さや

電波の混線や飛行振動による暴走やノーコンなどの危険に対するストレスやそれに割く労力など

安心して画作りに集中出来ない部分がありました。

 

なぜそのようなことが起こるかというと、数年前ドローンが世に出て間もない頃

基本的に機体は寄せ集めのパーツの組み合わせだったのです。

飛行調整を繰り返し、相性の良いフレームやモーター、ジンバルやフライトコントローラーを

見つけ出して自分だけのベストの機体を作るものでありました。 

本当に機体のパーツがみんな違う国の物で構成されている、空飛ぶ多国籍機体なんて感じでした。

当然、それぞれの相性や互換性なんかには限界があり、やはり安定感には限界があったのです。

 そんな中、今やドーローンの世界シェアを占める「dji」(デージェーアイ)社が

パッケージ商品である「S800」や「ファントム」を販売して、やっと全てのパーツを

社内開発して作られたドローンが登場したのですが。。

これが本当に暴走&ノーコンの続発でした。

私見ですが、商売優先というか他社に先駆けるのが先行して

開発の際に、振動実験やテストやデーターのフィードバックを怠ったせいなのかなと

今となっては思ったりします。まあ大抵、墜落や暴走の原因の大多数は人的なものなのですが。。

(パニックになっての操作ミスやバッテリー管理ミス、機体のメンテ管理不足です。)

それでもGPSの不具合によるものや、飛行振動やアップデートデーターの不具合よる

フライトコントローラーの暴走やノーコンなど。。

やはり機体のコントロールに関する安定性や完成度、リスクマネージメントが

不足している部分はあるかと思います。 

 

もう一つは飛行に関するコントロールを司るFC(フライトコントローラー)という部分なのですが

ここでジャイロセンサーで傾きを、気圧計で高度を(これが結構いい加減。。)

加速度センサーなどで機体の状態を検知して飛行姿勢を維持して

さらにGPSによる位置情報を使い機体の位置を割り出し、同じ位置に安定してホバリングできる

仕組みなのですが、結局このFCがやれることは設定された機体の情報を頼りに

色々な外的要因に対して反応して、各モーターに指示を出すだけ、なのです。

要は後手にまわって指令だけ飛ばすだけなので、アクシデントや

機体の微妙な状態の違いなんかはお構い無しなのです。

結果として、何かFCのコントロールを超えたことが起きるともうお手上げなのです。

 

今回、イデオさんで見せていただいた「ALTA」は

GPSに頼りきった今までのドローンの設計思想とは全く異なり

GPSを含む各センサーから送られてくる情報を統括してコントロールする頭脳があり

プロペラのモーターからも絶えず抵抗やパワー電力消費を監視して

最適なパフォーマンスを発揮できるようにコントロールしてくれるのです。

ですから今までのドローンは搭載するカメラの重量によってモーターの種類を変えて

機体を組み上げていたのですが、このALTAだと軽いカメラからEPIC REDのような重いカメラまで

モーターの出力を最適化させて飛ばしてくれるのです。

そんな無駄のないパワー消費でバッテリーの持ちは今までの1.6倍以上。

GPSの精度も高いのですが、仮にGPSを切って飛ばしても変わらない安定飛行で

さらに機体の電波はデュアルバンドといって二つの送受信のラインを持っていて

電波途絶のリスクを軽減してくれるのです。

センサーからの情報のフィードバックによる集中管理の凄さは他にもあるのですが

例えば飛行中、プロペラの一つが木の枝に当たってしまった場合

そのモーターの不自然な負荷を検出したFCがそのモーターを一瞬でカットオフして

残りのモーターだけでの姿勢制御に切り替え、当たったモーターが復帰次第また

元のモーター編成に戻す、これをアクシデントの一瞬の中でやってのけるのです。

ほんと、、すごいです!

 

まあ、詳しいことはイデオさんサイトで見てみると良いと思います。

以下にリンク貼っておきます。

 ALTA | IDeomotor Robotics

 

もうこれは導入しないと! 来年始めに購入を目指します!

イデオさん、僕の分のALTA残しておいて下さいね!(笑)

 

 

 

 

 


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